でぶりあす通信

"コトバは満ち溢れてるはずなのに答えがないのはなぜ?"

斉藤朱夏という声優のことをどうやら好きになってしまったようだと気づいてから1周年です

斉藤朱夏さんのことを明確に好きになってから1年が経ちました。

キリの良い時期で2nd live tourの千秋楽直前ということでこれまでを振り返っておこうという文章です。

この前書いた斉藤朱夏さんが気になり出してから好きになるまでの文章(https://fusetter.com/tw/h8QWt)の続きみたいな感じになります。

 

斉藤朱夏さんを好きになってから今までにあったこ

先述の文章のような流れを経て斉藤朱夏を好きになったものの、さすがにすぐに今のように一番好きな声優とはっきり言えるようになったわけではなかった。家で斉藤朱夏の動画やらブログやらを見てヘラヘラしている裏で当時一番好き(と思っていた)な声優であった内田真礼のイベントには今まで通りに通い、斉藤朱夏を好きになった後の2016年後半にシンデレラガールズの4thライブやらアニワラやらバースデーイベントやらやたら満足度が高いイベントが続いていたこともあってそっちはそっちで楽しんでいるという感じだった。加えてやはりラブライブ!のイベントとなると好きになったばかりの声優をフラッと見に行くというのはハードルが高く、初めてイベントに参加し心境が更に大きく変わり始めたのはAqoursの1st liveでのことであったので便宜上の言葉で言わせてもらえればプライマリとしての内田真礼の地位が揺らぐ事はなかった。2017年も内田真礼を1番に追い、たまに他の声優のイベントに参加するという例年通りのオタク活動が続くものだと2017年が始まった時は思っていた。

それが大きく変わり始めたのはやはりAqoursの1st liveと内田真礼の2nd liveに連日で参加してからのことだった。どういう運命の巡り合わせなのかこの両ライブは全く同日に2daysで行われるという日程だった。僕はチケットとの兼ね合いもあり初日はAqours、2日目は内田真礼に参加するという道をそれほど迷い無く選んだのだが今思うとプライマリのワンマンライブを蹴ってまで他イベに参加する事にほとんど躊躇が無くなっていた時点で勝負はついていたのかもしれない。なんの勝負だ。正直なところ、もしここで両日内田真礼を選んでいたならばまだファンを続けている世界線もなくはなかったのではないかと思う(少なくともAqoursのフェス系のイベントにも通ったり2nd liveに参加するために円盤を積んだりすることは絶対になかった)。ただ、この両ライブの直前は「初日から2日目に気持ちを切り替えられる気がしない」「僕の分まで内田真礼を楽しんでくれ」などといった発言を繰り返しており虫の知らせのようなものはあったのだろうかと思う。

そうしてまずAqoursの1st live初日に参加するのだがこれがもう本当に人生を決定的に変えて生まれ変わってしまうぐらいの内容だった。声優の素晴らしかったライブを語るためには僕は語彙を持たなすぎるのでやはり詳細は省かせてもらうが圧倒的な物量と演出にぶん殴られて終演後は「とんでもないものを見せられてしまった」としか思えなかった。特にユニット曲の時の斉藤朱夏が表情から全身の先の先までを使って渡辺曜を表現しようとしているのが見ているだけでわかるレベルで伝わってきて、ブログやTwitter斉藤朱夏がどれだけ渡辺曜に対するキャラ愛だとか役者根性を持っているかはある程度理解したつもりでいたのだがそんなオタクの予想を遥かに越えるものを見せつけられてしまった。ステージにいたのは渡辺曜の声優と紹介する事すら烏滸がましいほどの渡辺曜そのものだった。「俺がぼんやりと好きだなぁと思っていた声優はこんなにもすごかったのか」「参りました、もうこの子には逆らえないです」といった感じでただただ平伏するしかなかった。初日が終わった時点でAqoursそして斉藤朱夏から逃げられない事はもう悟り切っていて今後も追って行く事は心の中で決まっていたと思う。

そんな脳内をめちゃくちゃにされた状態で翌日を迎えるのだが当然正常な精神状態ではなく「なぜ俺は今日も横アリにいないのか」とか「ライブビューイングでも良いから行くべきではなかったのか」とかイベントに参加する前のテンションとしては最低のことばかり開演直前まで考えていた。が、「内田真礼ならきっと掌を返させてくれるだろう、横アリに囚われてしまった魂を解放してくれるだろう」という考えも頭の片隅にあった(一度自分が信じた声優ぐらい最期まで信じてみろということを経験的に学んでいたこともあった)。しかし、結論から言うと掌が返る事はなくライブを楽しいは楽しいと思っているものの、結局終演までAqoursのライブへの想いを拭い去る事はできなかった。情けない事に内田真礼のライブが終わった後のTwitterでの第一声はタイムラインの発表を見ての「Aqoursの2nd liveに絶対全部行きたい」だった。諸行無常

この時点でもう心の深いところでは斉藤朱夏が一番好きな声優となってしまっていたように思うのだが表層的な自分の認識としてはまだそうではなかった。内田真礼は自分が初めて好きになって2012年からずっと一番好きな声優として追い続けてきた人で当然愛着のようなものはあったし、たった1回のライブでそれが全て覆されてしまったという事実を認めたくないという考えが強かったのだと思う。斉藤朱夏をこれからも追い続けていくことははっきりと決まっていたものの内田真礼をこれからも一番好きな声優として追いかけ続けていけるかどうかに関しては結論として出す事ができていなかった。2012年からずっと内田真礼を追ってきて立花理香のイベントに足しげく通っていた時期だとか津田美波を待ち受けにしていた時期だとかはあったものの明確に内田真礼を上回ってしまうかもしれないというような声優が現れたのは初めてのことで動揺もあったと思う。

そうして好きな声優に対する態度を保留したままAqours 1st live以降初めてのAqoursのライブとなるブシロード10周年ライブに参加する。このライブについては自分がフェス系のイベントを余り楽しめないタイプの人間であることとか他の演者にそれほど興味がなかったこともあって参加するかは結構迷っていたのだが1st liveと同じ横アリが会場ということも手伝って参加を決めた。座席もわざわざ1st liveと同じブロックのものを探す程度には幻影に取り憑かれたような状態が続いていた。ライブ自体はたった3曲ではあったものの1st liveと同じような座席で再びAqoursのパフォーマンスを見たことで自分の認識をはっきりさせるのには充分だった。ここでもう完全に自分の中での斉藤朱夏に対する気持ちと内田真礼に対する気持ちが逆転していることを認めざるを得なくなっていた。

一旦自分の気持ちがはっきりしたらしたで今度は一度ずっと一番として応援すると宣言したにもかかわらずそれが叶わなかった内田真礼に対する申し訳なさやら今まで冗談半分で推し変だの他界だの言われてきてはいたもののついに本当に推し変することになってしまう引け目やらからで情けない発言を連発していた。そんな発言を繰り返したせいで知り合いのオタクに叱責されたりまた別のフェスに参加してAqoursへの想いがより強まったこともあって、これ以上内田真礼のイベントに通い続けることは惰性なり蛇足でしかないと考えたため、自分の一番好きな声優であった内田真礼と二番目に好きな声優であった立花理香の初めてのイベントでの共演であったシンデレラガールズツアーの大阪公演でファンとして一区切りをつけようと決めた。そのライブ自体は演者にしろ演出にしろセトリにしろMCにしろ入ってくる情報量が多過ぎたのもあって初日はライブビューイングなのに普通に泣いてしまったり「これで安心して成仏できる」みたいな気持ちになってめちゃくちゃ満足して終演後はこんなpostをしていた。

https://twitter.com/Garchomp1227/status/873497375083343872

 

これで終わっておくべきだったのだろうか、やはりこれ以上続けることは蛇足だったのだろうか、正直今でもわからない。この後結局紆余曲折を経てまた内田真礼のワンマンライブに参加したのだがそこでは満足どころかかつてないほどメンブレしてしまう(https://fusetter.com/tw/Zh4zt)。しかしそんな精神状態を変えてくれたのもAqoursだった。この内田真礼のワンマンライブの翌日に沼津でAqoursの夏祭りイベントがあり夜行バスのキャンセルもできなかったため死にそうな顔になりながら参加したのだが、そこで色々と思うところがあった。たったの15分Aqoursと盆踊りを踊るだけのイベントではあったのだがやっぱりこの声優そしてこの声優ユニットが今は大好きであるということを再認識でき、演者がキャピキャピしているだけで楽しいと思える気持ちをいつからなくしてしまったのかわからないけれど今度は大切にしたいといったことを考えられてある程度前向きに気持ちの整理がつけられた。当人たちは本当にそんなこと知ったこっちゃないだろうが勝手に声優に救われたような気持ちになってしまって1週間後に2nd live tourを控えていたこともあってAqours斉藤朱夏に対するモチベーションは最高潮になっていた。

 

そんなこんなを経て否応にも期待とハードルが高まりまくって参加した2nd live tourだったのだがこれがもうハードルの遥か上を行って名古屋2公演神戸2公演それぞれが最高でAqours斉藤朱夏への思いが加速したまま今に至っているというのが現状である(ツアー自体は公演がまだ残っているので詳細な振り返りは避けることにした)。あとアニサマ初日も久しぶりにフェス系のイベントを心の底から楽しめたという感覚があって良かった。

 

こうして振り返って要約するとライブが最高で好きになってしまったぐらいのことしか言っておらずこれで良いのかとも思うが同時に声優に対する向き合い方としてはそのぐらいで良いのかもしれないとも感じている。声優を理解しようとかこうあって欲しいと思ったら終わりが近づいてしまう気がするし憧れや神聖視を続けられるようにした方が良いのかもしれないというのがここ数ヶ月で思ったことだった。かと言って実際に自分がそれを続けられるかは別の話だが、とにかく今好きな声優からちゃんと離れずにいれるように声優に対する向き合い方を見失わないようにしたい。

 

 

P.S.

アニサマからの1ヶ月の間に自分でも引くレベルでアイドルにドハマリしてしまい気づいたらチェキももう10枚ぐらい撮ってました。矢川葵ちゃんのことが好き過ぎて生きるのが辛い。自分の中でのAqoursに対するモチベが落ちたわけでは全くないのですが脳のリソースには限界があるので葵ちゃんのことを考えることが増えた分Aqoursのことを考える時間が減ったのは確かでこれから自分はどうなってしまうのだろうという想いが強いです。今の自分の気持ちとしては声優オタクとアイドルオタクのハイブリッドでやっていきたいと思ってはいますが果たしてどうなることやらわかりませんがよろしくお願いします。