でぶりあす通信

"コトバは満ち溢れてるはずなのに答えがないのはなぜ?"

10月のりんちゃんのオタク

11月になりましたね。例によってりんちゃんの話しかしてない定期連載なのは変わらないんですが今月はちょっと毛色が違うかと思います。

Twitter見てくれてる方はご存知かと思いますがワンマン終わった後から北海道行く少し前までずっとアカウントに鍵かけて病んでて、北海道でも推しメンとほとんどその話しかしてないし翌日の名古屋でもその話をしたしなんならその次の東京でもその話をしたし、未だに北海道で言われたことを思い出して凹む(りんちゃんは何も悪くなくて自分は駄目なオタクだなぁ的な意味で)みたいな状態で、こういう話はぶり返さない方が良いかなぁと思いつつ10月の"りんちゃんと僕"を語る上で不可避な内容だと思ったので書くことにしました。

病んでた当時「考えすぎ」とか「余り思い悩まないで」とか色々声かけてもらいましたし、実際終わってみたらほぼほぼ僕の被害妄想だったみたいな内容で、何言ってんだこいつと思われる方が大半かと思いますが、こんな場末のポエムを読んでくれる人々は僕のこともある程度よくわかってくれていると思うのでそういうのもあって書き出しておこうと思います。なんか先月もこんなん書きましたね多分。

 

 

まずどうして病んでいたのかという話なのだが、これについては何か直前に大きな始まりがあったとか直近の接触で何かされたとかいうわけではなくて、特典会での振る舞いとかTwitterでの振る舞いとか色々なものが積み重なった結果自分の中にあるラインを越えてしまって、「別に僕なんか放っておいても来るし、いるの当たり前だし、来てても大して嬉しくないんだろうな」と思い始めたのがきっかけだった。

ある程度同じ現場に通ったことがある人なら経験はあるものと思うが(ホンマか?)、例えば遠征した時に他のオタクは「遠くからありがとう」とか言われているのに自分は言われなかったりとか、普段から来ているオタクよりも普段は来ないけどワンマンとかステージ争奪戦といったような要所では必ず来るみたいなオタクの方が大きな反応をされている(ように見える)とか初めましての人が来た方が喜ばれている(ように見える)といったようなことに寂しさを感じたことはないだろうか。

そもそも論として他のオタクが気になってしまうというのは停滞していることや見返りを求めていることに他ならないと頭では理解していたし、自分にそういう反応をされないのは推しなりの信頼をくれているからだと思い込むようにしていたし、まずもって自分個人として見た時に塩らしい塩対応のようなものをされたことは決してなかったのでそういう寂しさのようなものはずっと感じてはいても表には出さないようにしてきた。

が、そういうのが時間をかけて積み重なったことや、生誕とワンマンが続き直接充分なコミュニケーションを取れなかったこと、しばらくTwitterを掘られなくなり「餌やらなくてもついて来るやろ」判定されたんだなと思ってしまったことなどが間の悪い偶々で続いてちょっと病んでしまい、自分で折り合いをつけるしかないとわかってはいたもののとりあえず”誰か”に聞いて欲しくて鍵をかけるに至った。

正直ツイ廃のりん/uijinなら僕から数日リプが来なくて鍵までかかっているとなれば何かしら察してくれるのではないかという考えもあった。今思い返すと本当に姑息と言うか卑怯な行為だったと思う。

 

鍵をかけてしばらく上に書いたようなことをオブラートにも包まず好き放題呟いた後は、とにかく人に話して気分が楽になったり想像以上の数の人にオタクカウンセリングをしてもらったこともあって少しずつ精神状態が上向いて、構ってちゃんのような真似をしたことをりんちゃんに申し訳なく思う気持ちになっていた。

が、前述の問題はある程度折り合いをつけられたものの、自分でも何がしたかったんだこいつという感じなのだが、今度は鍵をかけたは良いもののそもそも本人に気づかれていなかったらどうしようとか気づかれた上でなんとも思われていなかったらどうしようとか「そんな勝手に病むんだったら勝手に他界しろ」とか思われていたらどうしようとかでめちゃくちゃ疑心暗鬼になっていた。

もうこうなってしまった以上自分の中で蟠りを残したまま通い続けるのは無理だと思っていたので次の接触でちゃんと話そうという気にはなっていたものの、自分の中で最悪のシナリオとして「お前のようなめんどくさいオタクはもういらん」と思われている≓りんちゃんのオタクでいられなくなるというのが頭にあったため、直接話に行く1日前だっただろうか、鍵を外してエゴサにかかるようにしてこんなツイートをした。

 ほどなくしてりんちゃんがいいねをつけてくれて、まだ完全に見放されてはいないようだと少し安心した。本当に現金なやつだとは思うが推しメンのいいねはいつだって精神安定剤

 

 

 そんななんやかんやがあって迎えた北海道でのライブ当日、覚悟を決めたつもりではいたものの本当に緊張しすぎてヤバかった。見ていた人は見ていたと思うがりんちゃんの最後尾札を持って「はぁあ”~~~~」とか言いながら頭を抱えていて本当に不審者だったと思う。推しメンとの接触に比べたら就活の面接なんか大したことないみたいなやつもう本当に馬鹿にできない。

 

後はもうどういうやり取りがあったか書いた方が早いと思うので記憶の限り書く。

 

「あ~、病んでた人じゃ~ん」

「いやそのぅ…ハハッ…」

(お互いどう話を切り出して良いかわからずしばらく間ができる)

「なんて言ったら良いかわかんなかったからとりあえず病んでる人じゃんって呼んでみたけど」

「うーんまあそれは…なんも間違ってないっす…」

「はぁ…まあもうだいたいわかってるから説明してくれなくていいけどさ…」

「えっそれはその」

「来なくて良いとか思うわけないじゃん!!バカなの!?」

「え…ごめん…」

「ごめんって言うかさ、私そんなに信用されてないの?」

「いや…ごめん…」

「もっと信じてくれても良くない?ってそれだけすごいショックだったんだけど!」

「ごめん…ごめんね…」

「なんでもっと信じてくれないの?バカなの!?」

「えっと…ごめんね…」

「わかったからまた来て」

「うん…ごめん…」

 

1周目は本当にとりあえず構ってちゃんみたいな真似をしたのを謝ろうと思っていたのやら自分が被害妄想してたようなことは全然なくて申し訳なかったのやら推しメンが想像を絶する勢いでまくし立ててくるのやらで半泣きになりながらとにかく謝っていた記憶しかない。

しかし、色々あってどんな顔をして推しメンに会ったら良いかわからない時こそ推しメンが助けてくれるってやつマジなんですね…。

 

少し落ち着く時間もあって迎えた2周目はもうここまで来たらとことん話し合うかと思っていたのもあって今度は自分から上述のような話を切り出した。

 

「来なくて良いって言うかさ…僕はもう何も言わなくてもライブ来るしいるの当たり前だからいても別にりんちゃんは嬉しくないんじゃないかと思ってて…」

「は??何それ??誰かに言われたの??」

「いや自分で考えて…」

「自分で考えたぁ!?ホントにバカなんじゃないの!?」

「あっやっぱそうなの…」

「はぁ…って言うかね、もうちょっとりんちゃんの言うこと信じてよ…」

「えーとそれはその、ホントごめんなさい」

 

またバカと言われた。こんなにバカバカ言われたのは二十数年の人生で初めてだったかもしれない。まあでも、マジでバカだったと思うので仕方ないかな…。

その後誰かに言われたの件から「僕が鍵をかけている間のツイートは大体消されてたけど僕への@ツイートは残っているからそれで大体わかった」という話を聞き、もうそこまでしてくれていたのが嬉しいやら申し訳ないやらでまた半泣きになっていた。って言うか北海道での特典会中はもう終始半泣きだった。バレてなきゃ良いけど。

 

3周目は気持ちもだいぶ落ち着いて自分の中である程度折り合いもついていたので「りんちゃんという最高の推しメンがいながら勝手に病んでごめんなさい」という気持ちを素直に伝えた。すると「うん、でも、ゴメンね、病ませちゃって…お互い謝ったしこれでこの話は終わりで良い?」との答えが返ってきた。こんな良い子がいて良いのだろうか。また涙が出そうになった。この子のオタクでいる限りもう絶対病んではいけないと思ったし本人の前で「もう病まない」と宣言した。

 

ちなみに4周目は「これで終わりにしよう」と話した手前もあり、ちゃんと平和に北海道とタピオカの話をした。めでたしめでたし。

 

その後のオフ会でもメンバーのやよいさんに「りんちゃんは僕がありとあらゆるライブにいるの正直どう思ってるんだろうってなって病んでた」という話をしたら「でぶりあすぐらいりんちゃんのこと大好きなやつに応援してもらって嬉しくないわけないから嫌われてるとか思ってるんだったらマジで自意識過剰だよ」と言われたりオタクから「でぶりあすが鍵をかけてる間何かしたんじゃないかと思って夜寝れなかった」とりんちゃんが言っていたことを伝え聞いたりしてまた頭が下がるばかりだった。本当に鈍感でバカなオタクだったみたいだね。

 

事後、一連の流れを把握している人たちから「りんちゃん本当に良い子ですね…」「りんがどれだけ鋭いか思い知っただろう」「あんな優しい子を心配させちゃ駄目ですよ」「あのケアは正直羨ましい」と色々言葉をかけてもらって、正直推しメンとして鼻が高いまであるのだが、全て自分の愚行が招いた結果なので、僕自身はもっと良いオタクにならないといけないと思っているということを推しメンに伝えたところ「じゃあ、もっと良いオタクになって。見守ってるから、その成長を。」と言われ「やっぱりこの子は僕のことをよくわかっているんだなぁ…。」とまた好きになってしまった。絶対もっと良いオタクになるぞ。

でも良いオタクって一体なんなんだろう。いきなり本郷奏多くんの顔になれとか言われても無理なので誰か教えて欲しい。良いオタクってなんだ。 

 

10月まだ書けることは色々あったと思うんですけど、ここまでの分量使ってしまうとおまけみたいになっちゃうと思うので振り返りとしてはこれで終わりにします。

 

 

もっと良いオタクになれるよう頑張るから、11月もこれからもずっと一番好きでいること許して欲しい…な…。