でぶりあす通信

"コトバは満ち溢れてるはずなのに答えがないのはなぜ?"

声優一色だったオタクがアイドルにドハマりしてしまった話

初めて(地下)アイドルのイベントに連れて行かれてから一月半が経過したが、この間だけで12個イベントに参加して17枚チェキを撮ったりチェキ帳まで購入して俺とアイドルのヒストリーを見てニヤついたりスマホのホーム画面とLINEアイコンを矢川葵ちゃんに変えたり2週間矢川葵ちゃんと会えないだけで心が千々に乱れたりわざわざフルネームでツイートしてエゴサいいねがもらえたりもらえなかったりすることに一喜一憂したりで自分でもビビるぐらいの勢いでドハマりしてしまった。

どうやら一時の悪い夢なんだ光と闇のDaydreamでは終わらなさそうなので記憶が新しいうちに初めて行ってから今に至るまでの記録を軽く残しておくかと思い立ちこの文章を書いている。

 

○参加の経緯

元々声優オタク一辺倒だった僕が何故突然アイドルのイベントに行くことになったかと簡単に言うと元声優オタクのアイドルオタクの知り合いの猛プッシュに折れてじゃあ1回だけですよという感じだった(たまたま研究の都合で関東に滞在していて間が良かった)。そんな参加理由なのでまあはっきり行って全く乗り気ではなかったしぶっちゃけイベント自体よりオタクとお喋りする方が楽しみだったし2度と来ることもないものだろうと考えていた。

地下アイドルと言うと顔だけちょっと可愛くて歌と踊りは学芸会みたいなレベルの子たちのステージをオタクが頑張って盛り上げているものぐらいの先入観しかなく、通っている人間は濃厚な接触とか認知とかそういうものに釣られているものと思っていたこともあって正直特に声優からアイドルに流れたオタクを見て「こいつらちょっと可愛かったら誰でも良いのか表現者としての声優に対するリスペクトはどこへ行ったんだ」と軽んじていたりもした。僕は認知厨ではないし僕はニンチチューではないのでそんなものには釣られないと思っていたし、そもそも根がアニメオタクである自分がいきなり声優でも何でもない人達のステージを見せられて「また来たい」と思えるとは思えなかった(根がアニメオタクと言っておきながらあれだがアイドルにハマり始めたのと時を同じくしてびっくりするぐらいアニメに全く興味が持てなくなってしまい今期もラブライブ!サンシャイン!!しか観ていない)。

 

○参加したイベント

そんな偏見もありありでそれほど乗り気でないまま参加したのがこのイベント。

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無銭のいわゆる対バンイベントというやつだった。無銭ならまあ行っても良いかなと思えたところもあったのでこれもまためちゃくちゃ間が良かった。運命とは恐ろしい。

一応事前情報としてこの葵ちゃんという名前の子↓が出るということは聞いていた。なんかTwitterに流れてきたこの画像を見て何の気なしに可愛いじゃんと言ってたらしい。実際当時見直しても可愛いと思ったしこのレベルの子とたった1000円でチェキを撮れるのは正直すごいなと始まる前から思ってはいた。接触も経験せずにアイドルイベント行った気になるのもどうかということで1枚はチェキを撮ろうと考えていたこととまあどうせ記念に1枚撮るなら可愛い子とということでイベントが始まる前からこの子とチェキを撮って帰ろうかなということは考えていた。

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そんな感じでイベントが始まって葵ちゃんの出番は後半だったためそれまでにいくつかライブを見たのだが、リフトやらなんやらを実物で見たりコールが声優現場とは全然違うことにカルチャーショックを感じたりしながらも、まず感じたことが皆結構ちゃんと歌って踊れるんだなというところだった(めちゃくちゃ天上目線で申し訳ない)。まして自分は普段声優ユニットの中でも飛び抜けて歌って踊れるAqoursという連中を見てきているので半端な歌やダンスを見せられてもと正直思っていたのだが、いざ始まってみると普通にライブ自体を楽しめていた。

で、お目当てというほどではないにしろある程度目をつけていたMaison book girlの出番。事前情報は葵ちゃんがいるグループということだけで曲を聴くのもほぼ初めてという状態だったのだが(一応予習としてワンマンの動画を教授されてはいたがそんなにやる気がなかったのと長過ぎてほとんど流し見だった)、前に出てきたグループに比べて曲とか演出がアイドルアイドルしてなくてカッコイイなーとは思いながら見ていた。アイドルというとどうしてもキャピキャピした曲にコールとかMixがガンガン入るものを想像していたのだがメンバーは全員無表情だし客も静かに美術館を眺めているような雰囲気で、こういうのもあるのかという感じだった。そんな感じでライブ自体を享受しつつも事前に聞かされていた情報の関係上どうしても葵ちゃんばかり目で追ってしまっていたのだが、ご多分に漏れずやっぱ実物は可愛いなぁと思ってしまったり曲中は常に射抜くような目線で凛々しい表情をしてたり他のメンバーに比べてめっちゃ汗かいてるんだけど汗で髪が乱れても表情が崩れなかったりするのを見て「あっやっぱこの子結構"良い"かもしれない」とはちょっと感じていた。まさかイベントに通い詰めることになるほど好きになるとは想像もしていなかったが。

そうしてそれなりに満足した状態でライブが終わり特典会が始まった。ライブが想像以上に楽しめたことと一緒に来たオタクに乗せられたのもあって結構ノリノリで葵ちゃんとその場で初めて見て可愛いと思った優雨ナコちゃんの2名分のチェキ券を購入し、「チェキ童貞はちゃんと最初にビビッと来た子に捧げたい」などとわけのわからないことを言いながら葵ちゃんのチェキ列に並んだ。

作法やどういう形で接触が行われるのか理解できていないまま、まず距離が思ったより近いことにビビりながらチェキ撮影をした。撮影が終わると初めましてだったからか僕のコミュ障オーラを察してか葵ちゃんの方からその日何故か着ていた渡辺曜ちゃんのフルグラについて話を振ってきてくれた。葵ちゃんと僕の出会いの導入を円滑にしてくれてありがとう曜ちゃん。ラブライブ!サンシャイン!!を信じて良かった。葵ちゃんは真姫ちゃん推しだとか僕が普段はこういう服の人間がよくいるイベントに行ってるけどアイドルのイベント参加するのは初めてで雰囲気全然違って楽しかったとかチェキを撮るのは葵ちゃんが初めてとかそういう話をしてそれなりにグッドコミュニケーションがとれたのではないかと思う(空想)。ここら辺で1回会話が切れて声優の一瞬で終わる接近に慣れ切っていた身として「やばい思ったより持ち時間が長ぇ剥がしはまだか」と焦りながらそういえば大阪出身なんだよね(列に並ぶ数分前に知った情報)僕も京都から出てきてて的な話をしたところまんざらでもない反応をしてくれて(虚像)軽く関西トークをしたところで時間切れになった。まずこのレベルで顔が可愛い子に舌っ足らずな関西弁が搭載されている時点でめちゃくちゃにヤバかったし、京都を1ヶ月以上離れるというのは初めてのことでちょっとホームシック気味だったところに関西弁を聞けてテンションが上がってしまったし、ラブライブ!と関西という自分の構成要素の中でもでかいものについて喋れたことで過去の接近で味わったことがないほど満足していた。その後もう一人の優雨ナコちゃんともそれなりに楽しくお喋りできた(妄想)のだが葵ちゃんのインパクトが大きかったのとグループメンバーの13歳という年齢が恐ろしかったため深入りすることはなかった(この前別のイベントで改めて見たらやっぱり可愛かったので今後深入りするかもしれません)。

イベント後は「想像以上に楽しかったので機会があればまた来たい」という偽らざる感想を述べながら帰路についた。一応この時点では本当に暇なときや遠征のついでに機会があればまた行くぐらいのつもりだった。本当に。

 

○イベント参加後から今に至るまで

チェキ画像やその日の感想をTwitterに上げていいねをもらったり(これまでもアイドルにエゴサいいねをされたことはあったが実際にイベントで会ってチェキを撮った子に見てもらうのはやっぱりインパクトと嬉しみが違った)接触の内容を咀嚼したり画像やツイートを見ていたり教授された予習動画を真面目に見直していたりプロフィール調べてあんまり若過ぎないことに安心したり身長152cmってことはしゅかしゅーと真礼ちゃんの中間ぐらいだねとか思ったりしていたら、やっぱり可愛かったしもう1回ライブ見たいしもう1回お喋りしたいなぁという気持ちがどんどん強くなっていた。関東にいれる時間は限られているし遠征してまで行きたいと思えるかどうかわからなかったことや関東での研究が普段よりしんどくて何か捌け口が欲しかったということもあって1週間もしないうちに次のイベント参加を決めた。ここ1年ほどラブライブ!というコンテンツの声優を好きになってしまったせいで毎月のように同じ円盤を購入してはシリアルだけ抜いて売った末にイベント落選メールを受け取っていた自分にとって普通に定価分のチケット代を払うだけでライブに参加できるのはそれだけでありがたく感じたというのも大きかったように思う。そんな感じであれよあれよと何度かイベントに参加していたら曲と振り付け覚えてきてライブ自体が楽しいし、軽い気持ちでブログにコメントを残してみたらちゃんと認知してくれてて「あっ好き、もっと知りたいな葵ちゃんのこと」ってなっちゃったりして(僕は認知厨ではありません)もう戻れない感じになっているというのが現状。

 

 ○今後の課題

そんな感じでドルオタ自体はしばらく辞められなさそうなので今後健全な活動を続けていくための課題を考える。

①無理してイベントに行かない

最初はチケットは安いし円盤積まなくてもライブに参加できるしでそんなにコストがかからない趣味なのではないかと思っていたら、まず数が多いし毎度のチェキとドリンク代で実際はそんなに安くないし当然交通費等は毎回かかるので行きたいだけ行っていると本当に出費がでかい。実際この一月半調子に乗ってアイドルに行き過ぎたせいで金銭面の問題が生じ声優オタク活動の縮小を余儀なくされた。

②病まない

最初からアクセルを踏んでぶっ飛ばし過ぎたせいでこの前2週間葵ちゃんに会えなかったりエゴサいいねがもらえないだけで頭がおかしくなりそうになっていてこれはさすがにまずいと思った。濃厚接触の代償として病んだりガチ恋したりしたらダイレクトに演者側に伝わってしまうと思うので気をつけたい。気をつけてどうにかなるのか。でも葵ちゃんに迷惑はかけたくない(オタクは自分のちょっとした行動が多大な影響を与えてしまうと勘違いしがち)。

 ③今を大切にする

これまでに葵ちゃん含め6人とチェキを撮ったのだが既に2人の卒業、解散が決まっており地下は常にそういう恐怖と戦っていかなければならないのだと思った。ので自分がオタクでいられるうちにアイドルがアイドルでいられるうちにちゃんと会いに行ってあげなければならないのだと思った(オタクは推しが自分を待っていると勘違いしがち)。アクセルを踏みすぎないようにしたいという上記の課題とは矛盾するけどまあアクセルもブレーキも踏みすぎずということで。

④声優オタク活動とのバランス

声優からアイドルに移った人を見ているとどうしても声優には2度と帰ってこない人が多いように思うのだが自分は今のところは気持ちのオンオフができているのかどういうわけか声優の方のモチベもちゃんと維持されたままでどっちもめちゃくちゃ楽しいという感じなのでなんとか(金銭面などではなく精神面で)今のバランスを維持したいというところ。今は葵ちゃんは世界一可愛いししゅかしゅーも世界一可愛いで良くないか?という感じで本当に精神が安定しているのでこのまま立派なハイブリッドオタクとしてやっていきたい。自分のアイドルオタクとしての意識と声優オタクとしての意識がどう異なっているのかは今後ちゃんと考えておいた方が良いかもしれない。

 

○そんなことより僕の推しを見てくれ

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しゅき…。